4. デッキ構築の考え方
「ファーストステップガイド」目次
1. 「LORD of VERMILION ARENA」とは
2. 操作の手引き
3. 基本ルールと初期デッキ
4. デッキ構築の考え方(このページ)
6体(+リザーブ2体)の使い魔を自由に組み合わせ,自分だけのデッキを作り上げる――デッキ構築によるバリエーション豊富な戦術,キャラクタービルドの自由度は,本作の大きな魅力といえる。
とはいえ,考えなしに使い魔を選んでいくだけでは,試合に勝つことは難しい。この章では,デッキ構築を行う上での基本的な考え方を紹介していく。独自のデッキ構築を目指して新たな使い魔を購入するときは,ぜひこのページに目を通してもらえれば幸いだ。
4.1. デッキの「ロール」を考える
デッキを構築するときは,まず担当するロール――チーム内での役割を考えるところからスタートしたい。あらかじめ採りたい戦術が明確であれば,どんな使い魔をデッキに組み込めば良いかは,自ずと決まってくるものだ。また実際に運用してみた結果,うまく機能しないことが分かった時も,改善を図りやすい。以下に本作における代表的なロールをまとめてみたので参考にしてほしい。
ロール | 解説 |
---|---|
キャリー | 通常攻撃に特化し,アクティブスキルに頼らない持続的な火力で敵を倒すことを主眼としたロール。集団戦はもちろん施設破壊でも活躍し,その名のとおり「チームを勝利を運ぶ」存在となる。ATKやASを高めるパッシブスキルを持った人獣でデッキを固めよう。 |
タンク | 体力や防御力を活かし,チームの前面に立って敵の攻撃を受け止める役割。防御力に劣る味方を守ることで,間接的にチームを勝利に導く。HPやHPリジェネ,DEFを向上するパッシブスキルを持った神族がこのロールに向く。とはいえ,ただ堅いだけでは無視されるだけなので,強力なCCを持った不死と組み合わせ,集団戦では敵を引きつけるようにしたい。 |
ニューカー | 強力な範囲攻撃系アクティブスキルを駆使し,瞬間的な火力で敵を一掃することを目指すロール。集団戦においては,その火力でもって敵のキャリーを壊滅させることが狙いとなる。POWが向上するパッシブスキルと,範囲攻撃系のアクティブスキルを併せ持つ魔種を中心にデッキを組むと,自然とこのロールに落ち着くはずだ。ただし,防御面はどうしても脆くなりがちなので,真価を発揮するためには繊細な位置取りが求められる。 |
サポート | 回復や各種バフスキルを操りながら,味方の戦闘を補助する役割。それによってチームメンバーの成長を助け,チーム全体の戦力の底上げを行うのが目的となる。海種にこうしたアクティブスキルを持つものが多く,中でもAPリジェネを向上させるパッシブスキルはかなり貴重といえる。このロールを目指す場合は,こうしたスキルを持つ使い魔を中心に選んでいこう。 |
ディセイブラー | 強力な状態異常スキルを操り,敵の戦力を削ぐことを主目的としたロール。とくに集団戦で活躍し,その行動一つがチームの明暗を分けることも少なくない。こうしたアクティブスキルは不死に多いが,そのほとんどが方向指定や範囲指定を伴う。そのため的確に“当てる”技術が求められる |
シージ | ガードタワーやゲートキーパーの破壊に特化したロール。人獣や不死の中には,相手のガードタワーの活動を停止させたり,施設への攻撃力を一時的に向上させたりといったアクティブスキルを持つ使い魔がいるので,これらでデッキを固めれば,一瞬のスキを突いて敵の戦況ゲージを削りとれる。しかし,敵PCとの直接対決には弱くなってしまうので,玄人向けのロールといえる。 |
4.2. デッキ構築の流れ
目指すデッキのロールが決まったら,次は実際にデッキに組み込む使い魔を選んでいく番だ。そのときの考え方はいろいろだが,今回はコストに着目して考えてみることにしよう。つまり,序盤で活躍する低コストの使い魔,中盤戦で活躍する中コストの使い魔,終盤戦で活躍するハイコストの使い魔を,バランス良くデッキに組み込んで行くのだ。
ほかにもタイプによるシナジー効果を軸にする場合やパッシブスキルに着目する方法もあるので,あくまで一例であることをお忘れなく。
4.2.1. ロールに適したハイコストの使い魔を選ぶ
コストを軸に使い魔を選んでいく場合,まずはハイコストの使い魔から選ぶのが良い。コスト70~90の使い魔は,アクティブ/パッシブともに強力な効果のスキルを持つので,デッキのロールを決定付ける要素となるからだ。逆に言えば,特定のハイコスト使い魔を使うことを目的として,デッキのコンセプトを考えるということも可能だろう。
なおハイコスト使い魔は,あまり多くをデッキに組み込むと,召喚可能になるまで厳しい戦いを強いられることになる。多くとも2体程度に収めておくのがオススメだ。
ここではニューカーデッキの一例を紹介。終盤戦でも火力を出すことを考えて,パーティ全体のPOWを高めるほどPOWが向上する竜皇の威怖を持つバハムート,召喚した段階でPOWが70も増す妖精王の晩餐を持つオーベロンをチョイス。オーベロンは無限の射程を誇る妖精王の魔鎌を持つおかげで,様々な場面でその火力を発揮できる |
4.2.2. 終盤戦でのパーティ構成を決める
ハイコストな使い魔が決まったら,終盤戦以降を戦うことになるパーティの最終形を頭に描きつつ,コスト40~60の中コスト使い魔を2~3体を選んでいこう。ロールに適したパッシブスキルを持つ使い魔で固めるのが理想だが,コストのバランスはやはり考慮しておくこと。コストの重たい使い魔で固めてしまうと,中盤戦までに敵に遅れを取ってしまいかねない。
中盤戦用の使い魔として,魔種ユニットのPOWを大幅にアップさせる絶望という真理を持つオロバスをチョイス。また,戦線付近への移動力を確保するために,POWに応じてMSが向上する夜天貫く月光を有するツクヨミを入れておく。ツクヨミのアクティブスキル月輪の戦場は,相手のMSを低下させる効果があるため,バハムートやオーベロンのアクティブスキルを当てるための準備としても役立ってくれる |
4.2.3. スタート時に召喚する使い魔を選ぶ
パーティの最終形が見えてきたら,あとはスタート時に召喚する低コスト使い魔を選んでデッキを完成させる。スタート時点で持っているマナは30なので,コスト10と20の使い魔から,1体ずつ選ぶのが基本だ。ただし,これまでの使い魔をすべて同じ種族から選んでいたなら,種族ボーナスによって初期マナが多く与えられるので,選択肢は大きく広がる。
なお,スタート時に召喚する使い魔は,パーティが最終形となる頃には,送還や生贄に捧げてしまっていることが多くなるはず。そのためロールではなく,4.4.2.で選んだ使い魔との相性や,序盤戦での強さ/成長速度を重視して選ぶのもいいだろう。
魔種でデッキを固めればスタート時に40マナが使えるので,コスト10のメデューサとコスト30のミリアを選んでみた。メデューサの蛇眼炎呪でスローもしくはスタンを誘発し,続けてミリアのフォーリンラブで魅了状態にするコンボが大きな強みとなる。続けて追撃を叩き込めるため,早めにバハムートやオーベロンを召喚できた場合の相性も抜群だ。なお,リザーブ枠はゲームに慣れるまで忘れてしまっても構わないだろう |
4.3. デッキビルドに合わせて武器を選ぶ
デッキを構築したら,ロールに合わせた装備セットも組んでおくといい。
とくに武器の選択は,ルート戦のやりやすさや集団戦での立ち位置にも,大きく関わってくる。具体的には,プッシュや持続的なダメージを期待されるキャリーは片手剣や銃,敵に肉薄することの多いタンクは広範囲を攻撃できる両手剣,離れた位置から攻撃する機会が多いニューカーやディセイブラーは射程に優れた杖が合っている。
武器スキルの方向性がロールに合致してればなお良いが,入手できるかどうかは運次第でもあるので,気長に武器生成を試していこう。
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