ファーストステップガイド
アーケードTCG「LORD of VERMILION」シリーズの世界をテーマとした,PC向けオンラインゲーム「LORD of VERMILION ARENA」。海外では大きな人気を博している,いわゆるMOBA(Multiplayer Online Battle Arena)というゲームジャンルに分類される本作だが,日本ではまだ馴染みが薄く,上達するために何から覚えていけばいいのか迷っている人も少なくないだろう。
そこでこの記事では,ゲームの概要から勝つために必要な基本的な考え方までを,ファーストステップガイドとして紹介していく。とくに本作の場合は,一般的なMOBAとは異なる部分も少なくないので,初めてプレイする人はもちろん,MOBA経験者もチェックしてもらえると幸いだ。
「ファーストステップガイド」目次
1. 「LORD of VERMILION ARENA」とは(このページ)
2. 操作の手引き
3. 基本ルールと初期デッキ
4. デッキ構築の考え方
1.「LORD of VERMILION ARENA」とは
繰り返しになるが,本作「LORD of VERMILION ARENA」(以下,LoVA)は,大きな分類で言うなら,MOBAと呼ばれるジャンルにあたるゲームである。では,MOBAとは一体どんなものなのだろうか。その定義はさまざまだが,特徴的な要素としては,以下の3つが挙げられる。なおMOBA経験者向けには,本作独自の要素――一般的なMOBAと異なる点を囲み内で紹介しているので,こちらも確認してほしい。
1.1. チームで戦う対戦ゲームである
LoVAは,7人もしくは5人で1つのチームを組み,2つの勢力に分かれて戦うゲームだ。両チームはそれぞれマップ上に本拠地があり,相手チームの本拠地を制圧することがゲームの目的となる。そのため,個々のプレイヤーに求められるのは万能な強さではない。ロールと呼ばれる自らの役割を忠実に果たし,チーム全体での勝利を目指す,オンラインFPSにも似たチームプレイが求められるゲームといえる。
MOBA経験者向けの解説――デッキ構築
一般的なMOBAでは,プレイヤーはヒーローやチャンピオンといった“特性の決まったキャラクター”を選んで操作する。つまり,動かすキャラクターを選んだ時点で,チーム内で果たすべき役割――ロールは,ほぼ決まるのが普通だ。しかし本作の場合,プレイヤーキャラクターは単なるアバターであって,ベースとなる能力にはほとんど違いがない。では,ロールがどこで決定されるかというと,試合前に行う「デッキ構築」にこれが集約されている。ここが本作のポイントだ。
デッキは,それぞれ異なるアクティブスキルとパッシブスキルを持った使い魔を6体(+リザーブ2体)によって構成され,これがヒーローやチャンピオン,さらにはアイテムによるキャラクターの強化に相当している。MOBAにおけるキャラクタービルドの要素を,このデッキ構築によって代替したのが,本作の最もユニークな点といえるだろう。
1.2. アクション要素は強いが,基本はストラテジーゲームである
本作を始めとするMOBAは,RTS(リアルタイムストラテジー)から派生したゲームジャンルと言われている。ミニオンと呼ばれる兵士達を率いて,敵の施設を破壊しながら進軍していく様は,まさにRTS譲り。その意味において,プレイヤーに最も求められるのは,大局を見ながら戦力の押し引きを考える,戦略的な判断力だ。アクション要素も多分に含まれる本作だが,それだけで戦局を覆せるわけではない。強くなりたければ,考えることこそが肝要なのだ。
MOBA経験者向けの解説――ど派手な集団戦
一般的なMOBAがクォータービューとマウス操作で行われるのに対し,本作はサードパーソンビューとキーボード操作を採用している。また,召喚した使い魔がプレイヤーキャラクターを追従して動くので,集団戦ともなると50体以上のキャラクターが入り乱れてのド派手なバトルが展開される。その光景は,MMORPGの大規模PvPやレイドボス戦もかくやで,そういったスケールの大きさも本作ならではの魅力といえるだろう。
1.3. RPGのような成長要素を持つ
本作では,バトル開始時には全員がレベル1からスタートする。敵プレイヤーキャラクターやミニオン,またはフィールドの中立地帯に点在するモンスターを倒すことで経験値が獲得でき,それによってレベル差がついていく。レベルが1つ違えば強さは段違いなので,それだけで敵チームを圧倒できるだろう。つまり見方を変えれば,本作は制限時間の15分内にどれだけレベルアップできるか,という戦いでもあるのだ。いわばRPGのレベリングとPvPの楽しさを,短時間にギュッと凝縮したようなゲームといえる。
MOBA経験者向けの解説――制限時間15分
多くのMOBAタイトルでは試合時間に制限は設けられておらず,1試合に1時間近く要することもあるが,本作の試合時間は15分制限。終了時点で双方のアルカナコアが健在だった場合は戦況ゲージの多寡によって勝敗が決する仕組みだ。
試合時間が決まっていることにはメリットとデメリットがあるが,前者で言えば短時間でカジュアルに楽しめること,また色々なデッキを試しやすいといった,プレイアビリティの向上が挙げられる。一方で,相手の戦況ゲージを直接ケズる行為――施設破壊をめぐる駆け引きはより重要になり,また一度趨勢が傾むいてしまうと逆転は難しい。くれぐれも気を抜かないように気をつけたい。
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