3. 基本ルールと初期デッキ

「ファーストステップガイド」目次

 1. 「LORD of VERMILION ARENA」とは
 2. 操作の手引き
 3. 基本ルールと初期デッキ(このページ)
 4. デッキ構築の考え方

 

3.1. 基本ルール

 本作にはクローズドβテスト現在,7vs.7の「死都アルカウス」,5vs.5の「帝都ラガスティア」という2種類のマップが用意されている。見た目こそ違えど,各種建造物の配置は共通となっており,マップ下方に自軍の本拠地が,上方に敵軍の本拠地があり,お互いは3つの大通りたるルート(左からAルート,Bルート,Cルートと呼ばれる)で接続されている。

各ルートと施設の配置
各ルートと施設の配置

 それぞれのルート上には,2つの「ガードタワー」と本拠地を守る「ゲートキーパー」,そして本拠地には「アルカナコア」が,点対称で配置されている。一般的なMOBAでは,一つ前の建造物を壊すまで次を攻撃できないものだが,本作にはそういった制限がなく,最初から敵のゲートキーパーを攻撃することもできる。ただし,どれかひとつでもゲートキーパーを破壊しない限り,アルカナコアの鎮座する本拠地に入ることはできない。

 お互いのアルカナコアから自動で発生するミニオンは,それぞれのルートに沿って進軍し,ルート上の敵ミニオンとオブジェクトを自動で攻撃する。しかし各建造物は攻撃力,耐久力ともに優れているため,これを破壊するためには,プレイヤーキャラクターたちが攻撃を加えることが不可欠となる。
 そのために,まずは進軍してくる敵ミニオンを倒して経験値とマナを稼ぎ,より強力な使い魔を召喚して戦力を整えることが重要となる。そうして,制限時間(15分)内に敵のアルカナコアを破壊するか,タイムアップ時に戦況ゲージの残量で上回っていれば,チームの勝利となる。

戦況ゲージ
敵の戦況ゲージを削るには,「敵のPCや使い魔を死滅させる」「ガードタワーを破壊する」「ゲートキーパーを破壊する」「アルカナコアに攻撃を加える」ことが必要となる。それぞれの建造物は非常に強力であり,おいそれとは破壊できないこともあって,基本的には死滅数と1本目のガードタワーの破壊を中心とした駆け引きが繰り広げられる
ガードタワー
ゲートキーパー
アルカナコア
ガードタワー
各ルートに2つずつ存在する。攻撃速度が遅く,また単体への攻撃ではあるものの,ほとんどの使い魔を2発で死滅させるほどの攻撃力を誇る。味方ミニオンがいないときは,赤い円形の中に入らないように気を付けよう。破壊時はボーナスマナ20を味方全員が得る
ゲートキーパー
各ルートに1体ずつおり,両陣地に入るための門を守護している。ガードタワーに近い性質を持つが,ときおりAoEの回転攻撃を放ってくる。これは準備動作を確認してから後退すれば回避できるので覚えておきたい。破壊時はボーナスマナ30を味方全員が得る
アルカナコア
両軍の本拠地にいるオブジェクトで,形状はマップによって異なる。付近の敵を焼き払う熱線を放つが,攻撃速度は遅め。攻撃を加えた分だけ敵の戦況ゲージを削り取れるので,ゲートキーパーの破壊に成功したあとは,無理矢理にでも攻撃を加えてしまおう

 

3.2. 初期デッキの考え方と立ち回りの基礎

 ここからは,7vs.7での試合の流れを追いかけつつ,立ち回りの基礎を解説していこう。なお本稿では,下に示したクローズドβテストの初期デッキを使用することを前提に話を進めていく。試合中の狙いは,当然デッキによって大きく変わってくるので,まずはデッキの狙いを正しく把握することから始めよう。

クローズドβテストでの初期デッキ

 名前No.コスト射程アクティブスキルパッシブスキル
ラスプーチンラスプーチン不死-00410遠距離逞しき恍惚祈祷報復の予言
ヘラヘラ神族-00720近距離テレイアの仕置きガメイラの誓い
オオモノヌシオオモノヌシ海種-01330遠距離サキミタマクシミタマ
ハンニバルハンニバル人獣-01540近距離トレビアを砕く戦鎚カルタゴの紅い壁
アバドンアバドン魔種-02360遠距離降臨せし奈落滅ぼし飲み込む者

 
 名前No.コスト射程アクティブスキルパッシブスキル
アンネローゼアンネローゼ人獣-01310遠距離クロスドミナンスマギア
雪華雪華神族-03220近距離氷跳剣如意心法
ネモネモ海種-01220遠距離バタリングラムエーテルサーキュレーション

3.2.1. 初期デッキの狙い

 クローズドβテストでの初期デッキは,それぞれの種族から1体ずつ+プレイヤーキャラクターの出身世界に応じた使い魔1体という構成になっている。
 アンネローゼ,雪華,ネモといった出身世界ごとの使い魔は,いずれもPOW上昇のパッシブスキルを持っているので,攻撃系のアクティブスキルを持つラスプーチン,ヘラ,アバドンとの相性が良い。組み合わせることで,なかなかのダメージを叩き出すスキル攻撃が行えるようになる。
 というわけで,このデッキの狙いは強化されたアクティブスキルで,敵にダメージを与えていくダメージディーラーということになる。中盤までにこれら4体を召喚しつつ,スキルを真化/超真化させていこう。隙あらば敵集団にスキル攻撃を叩き込み,プレイヤーキャラクターのキルを狙うのだ。

 

序盤戦――ゲーム開始から3分

 スタート時点ではマナが限られるため,低コストの使い魔を2~3体召喚することしかできない。初期デッキであれば,出身世界の使い魔とラスプーチン,もしくはヘラを召喚することになるが,この状態では無理に敵陣に攻め込んでも,簡単に返り討ちにされてしまう。
 そこで,まずは3つのルートに設置された自軍のガードタワーに移動して待ち,行軍してくる敵ミニオンを倒して経験値とマナを稼いでいこう。
 なお,後述するミニオンアークの占拠をやりやすくするために,左右のルートに2人ずつ,中央のBルートには3人で進攻するのがオススメだ。この辺りはPINGを活用して,チーム内で意志疎通を図っておくこと。

 また,ルート上で戦うときには,味方ミニオンよりも前に出ないようにし,彼らを盾として使うことを意識したい。低コストの使い魔にとっては,敵ミニオンの攻撃も痛手となってしまうので,もし使い魔が攻撃を受けたときは,すぐさま後方に下がることを心がけよう。

ミニオン
味方のミニオンを盾にしながら戦えば,敵ミニオンやガードタワーの攻撃を受けずに済むほか,突出してきた敵に攻撃を加えてくれる。そのため,常にミニオンの近くで戦うことが重要となる

ルート戦での駆け引き

 敵ミニオンにトドメを刺す――いわゆるラストヒットに成功すると,ミニオンからのマナの獲得量が1.5から3に増加する。相手より早いタイミングで強力な使い魔を召喚できれば,その分戦況が有利となるため,ルート戦での最重要テクニックとなっている。本作はミニオンの攻撃速度が遅めなので,残り体力が僅かとなったミニオンを狙って通常攻撃しているだけで,それほど苦労せずラストヒットを取れるハズだ。
 ちなみに,相手がラストヒットを狙っているタイミングで,長射程の通常攻撃やアクティブスキルを叩き込めば,反撃を受けることなく一方的にHPを削っていける。これをハラスと呼び,うまく決めていくことで敵を早々に帰還させられたり,うまくいけばキルを取れたりする場合もある。いずれにせよ,経験値やマナの獲得を妨害することで,彼我の成長度合いに差を付けられる。

 このように,ルート戦ではいかにラストヒットを取り,そしてハラスを叩き込むかという,ラストヒットとハラスをめぐる駆け引きが展開される。ラスプーチンやヘラのように範囲攻撃できるアクティブスキルを持つ使い魔を従えているときは,積極的にハラスを仕掛けていこう。

ハラス

 

3.2.2. 中盤戦――開始3分から7分30秒まで

 ルート戦を経てある程度マナが溜まってきたら,帰還でホームに戻り,新たな使い魔を召喚して戦力を整えよう。なお,帰還するときは,「自分のいたルートに誰かしら味方が残っている」点を確認すること。ここでガードタワーを破壊されてしまっては本末転倒なので,そのルートが手薄になるようなら,あらかじめ「助力」のPINGを打っておきたいところだ。
 初期デッキでは,帰還したタイミングでアバドン(コスト60)を召喚したい。長射程かつ高威力のアクティブスキル,降臨せし奈落を持つので,敵をガードタワー下に追い詰めた後でもキルを狙いやすい。首尾良くアバドンを召喚できたら,複数の味方と協力してルートをプッシュし,施設の破壊を狙いながら降臨せし奈落を敵集団に叩き込むチャンスをうかがおう。

ミニオンアークを占拠せよ

ミニオンアーク
ミニオンアーク

 試合開始から120秒が経過する(画面上のカウントが780になる)と,マップ中央を横に走る大通りに配置された中立オブジェクト――ミニオンアークの占拠が可能になる。戦況ゲージへの直接的な影響はないものの,占拠に成功すれば多くのマナを獲得できる(ボーナスの30マナを占拠しているプレイヤーで分割)ほか,以降100秒間にわたって周辺の視界を確保でき,さらにここから味方のミニオンが進軍するようになる。とくにボーナスマナはチーム全員の戦力増強につながるので,占拠可能になった瞬間を狙いたいところだ。

 なお,占拠にかかる時間はプレイヤーキャラクターの数が多いほど短縮されるので,できれば3人以上で占拠に向かうのが良い。Bルートから2人,左右ルートの近い側から1人が占拠に向かうのがオススメだ。とはいえ,もちろん敵も占拠を狙っている可能性があるので,マップに映った敵の数を確認し,手薄な側のミニオンアークに向かうようにしたい。

ミニオンアーク
1人で占拠に向かった場合は最大50秒(使い魔の数によって減少)もかかってしまい,成長速度で遅れを取ってしまいかねない。またミニオンアーク付近で発生する集団戦に対応できないことも多いので,PINGを活用して味方とともに向かい,素早く占拠してしまおう

 

3.2.3. 終盤戦――7分30秒以降の戦い

 召喚すべき使い魔をすべて召喚し終わったあとは,マナが溜まり次第真化/超真化を行い,各種スキルの効果を向上させていこう。開始から7分30秒が経過すれば生贄を行使できるようになるので,もし召喚できていない使い魔がいるときは,低コストの使い魔を生贄にして,ひとまずパーティを完成形に持っていきたいところだ。

 パーティが完成形になったら,次の目標は敵施設の破壊すること。逐次マップを確認して,敵の守備が手薄なルートを狙って攻城を仕掛けていこう。
 なお,特定ルートへの敵の攻勢が激しく,自軍のガードタワーが守り切れそうにないときは,「守備を諦め,こちらも付近の敵ガードタワーを狙う」――いわゆるトレードの考え方が重要になる。本作はマップが広めであり,瞬間移動スキルがほとんどないため,進攻を確認してから向かっても間に合わないことが多い。15分経過時に戦況ゲージで上回ることを最優先に考え,行動を選択していこう。

ガードタワーの破壊
ガードタワーを破壊するには,これを守備する敵プレイヤーキャラクターを死滅,もしくは帰還に追い込み,数的有利な状況を作ることが何より重要だ。マップを逐次チェックして敵の位置を確認し,数で勝っているタイミングを見つけたら,一気に襲いかかって敵を排除,そのままガードタワーにダメージを与えていこう。チャンスがあれば序盤からでも狙っていけるので,彼我の戦略差には常に気を配っておきたい

中立地帯のモンスターを狙え!

 ルートとルートの間には入り組んだ小道が走っており,特定の場所にはどちらの軍勢にも属さないモンスター――いわゆる中立モンスターが出現する。これを倒せば経験値とマナを獲得できるほか,モンスター毎に異なるバフを得られる。こちらのミニオンを敵のガードタワー下まで押し付けたときなど,余裕があるときは積極的に倒しに行き,敵との成長速度に差を付けたい。
 なお,中立モンスターはゲートが開いてから20秒後に出現する。複数人で協力すれば双方のミニオンがぶつかり合う前に倒してしまうことも可能なので,ゲートが開く前に「助力」PINGを打ち,味方が追従してくれるようなら,中立モンスターを倒してから持ち場のルートに移動するのもオススメだ。

配置図
A地点
B地点
ジャングル内の中立モンスター配置図(A)スピードバフ[MS+10%](50s)(B)攻撃バフ[ATK+10% / LS+20%](100s)
C地点
D地点
E地点
(C)ボーナスマナ[マナ+10](D)ボーナスEXP[経験値+500](E)魔法バフ[POW+10% / APリジェネ+2 / CD短縮20%](100s)

 

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